【2025版】最短ガイド:AWS Certified AI Practitioner(AIF-C01)取得まで

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AIF-C01の「いま」の仕様に合わせ、最短ルートで合格点に到達するための実務的ガイドです。要点→計画→手続き→当日の動き→不合格時のリカバリーまで、必要な情報を一本化しました。

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試験の概要

  • 試験仕様:
    • 65問、試験時間は90分。700/1000で合格(スケールド)。
    • 65問の内訳は、採点対象50問+評価用(採点対象外)15問。
  • 出題ドメイン配点:
    • AI/ML基礎(20%)
    • 生成AI基礎(24%)
    • 基盤モデル活用(28%)
    • Responsible AI(14%)
    • セキュリティ&ガバナンス(14%)
  • 受験形態:
    • Pearson VUEのテストセンターorオンライン監督(OnVUE)。
    • 受験言語に日本語あり。受験料100 USD(15,000円弱ほど)。
  • 再受験:
    • 不合格から14日後以降に再受験可。
    • 回数制限なし・都度受験料は必要となる。
  • 有効期限:
    • 3年(上位資格の「Machine Learning Engineer – Associate」合格等で自動更新可)。

目次

ステップ1:試験仕様を正しく掴む

レベル:Foundational(基礎) 形式:多肢・複数選択問題/並べ替え・マッチング・簡易ケース 時間:90分 採点:100–1000で700以上

ドメイン 配点 学習の要所
AI/MLの基礎 20% 学習タイプ・評価指標・SageMakerの役割
生成AIの基礎 24% トークン/埋め込み/ベクトル・LLM/拡散・Bedrockの土台
基盤モデルの活用 28% モデル選定・推論パラメータ・RAG/ベクタDB
Responsible AI 14% 安全性・公平性・著作権/法的リスク・説明責任
セキュリティ/ガバナンス 14% 監査/ログ(CloudTrail等)・準拠・データ保護

主要サービスの目安:Amazon Bedrock / Q / SageMaker / Lex / Comprehend / Rekognition / Kendra / Personalize / Transcribe / Translate / Textract / Polly / A2I、RAGでのベクタ格納先として OpenSearch / Aurora / Neptune / DocumentDB / RDS for PostgreSQL 等。

ステップ2:受験準備(アカウント・登録・環境)

  • 公式ページで仕様確認:
  • 予約:
    • Pearson VUE経由でテストセンター or オンライン監督(OnVUE)を選択(日本語対応・100 USD)。
  • オンライン要件:
    • 事前のシステムテスト、片付いた受験環境、適切な身分証、VPN/プロキシ不可、通信ポート(80/443/1935等)の安定接続。

Tip:会社PCはプロキシやセキュリティ制約で弾かれやすいので、私用PC+有線/安定Wi-Fiがおすすめ。個人的にはテストセンターでの受験を推奨。

ステップ3:4週間の学習プラン(例)

配点が高い「基盤モデル活用」「生成AI」を軸に、Responsible AIとセキュリティ/ガバナンスで取りこぼさない“合格点最短設計”です。

  1. Week 1|地図づくり+AI/ML基礎(20%) ・用語整理(学習タイプ/評価指標/推論形態)と、SageMakerの役割(Data Wrangler・Feature Store・Model Monitor等の「名前と用途」)。
  2. Week 2|生成AI基礎(24%) トークン・埋め込み・ベクトル・プロンプト・トランスフォーマ/LLM/拡散。AWS側の土台:Amazon Bedrock / SageMaker JumpStart / PartyRock / Amazon Q。
  3. Week 3|基盤モデル活用(28%)+RAG/ベクタDB モデル/プロバイダ選定(コスト・レイテンシ・多言語・入出力制約)。推論パラメータ(温度/最大トークン)。RAGのパターンとベクタ格納先比較(OpenSearch/Aurora/Neptune/DocumentDB/RDS for PostgreSQL)。
  4. Week 4|Responsible AI+セキュリティ/ガバナンス(各14%)→総仕上げ 安全性/公平性/著作権・法的リスク/説明責任/ロギング。監査・準拠(CloudTrail/Config/Audit Manager/Artifact/Inspector/Trusted Advisor 等)。公式プラクティス→弱点潰し→模試。

ステップ4:公式リソースの学習資料(+テキスト学習)

  • Exam Prep Plan(Skill Builder):ガイド→学習→演習→模試の王道ルート。
  • 公式プラクティス問題&模試:本番UI・時間配分・設問の粒度に慣れる。
  • Exam Demo:フラグ操作や言語トグルを事前体験。
  • +αでテキストによる学習
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ステップ5:申込〜当日の流れ(オンライン受験例)

  1. 予約:Pearson VUEで日時と受験形態を確定。
  2. 数日前:システムテスト/ネットワーク確認(VPN禁止・必要ポート)/身分証確認。
  3. 当日30分前:チェックイン開始(机上片付け・部屋の写真・ID提示)。
  4. 本番:65問/90分。フラグ活用&厳格な時間配分。
  5. 結果:スケールドスコア700+で合格。

ステップ6:もし落ちたら(再受験戦略)

  • 14日空ければ再受験可(回数制限なし・毎回受験料)。
  • スコアレポートのドメイン別フィードバックを起点に、弱点ドメインを重点学習。
  • 合格基準はコンペンセトリ(総合700)。配点の高い領域で取り返す。

ステップ7:合格後の価値最大化

  • 有効期限:
    • 3年。
    • 期限前の再受験または上位「Machine Learning Engineer – Associate」で自動リサート。
  • 次の一手:
    • クラウド基盤を強化するなら
      • Solutions Architect – Associate
    • データ/AIを伸ばすなら
      • Data Engineer – Associate
      • ML Engineer – Associate

つまずきポイントと対処

  • 用語の翻訳ゆれ:
    • 日本語設問で迷ったら英語原文トグル(Exam Demoで操作に慣れる)。
  • RAG/ベクタDBの混乱:
    • 「何をどこに格納するか」を一枚図に。OpenSearch/Aurora/Neptune/DocumentDB/RDS for PostgreSQLの役割を押さえる。
  • Responsible AIが抽象的:
    • 「安全性・公平性・著作権/法的・説明責任・監査」をAWSの監査/準拠サービスにマッピングして暗記。

直前チェックリスト

  • 出題ドメイン配点を言語化して説明できる。
  • Bedrock/SageMaker/各AIサービスのできること一言説明が言える。
  • RAGの構成と主要プロンプト手法(Zero/Few/CoT)を説明できる。
  • Responsible AIの要素と監査系サービス(CloudTrail/Config/Audit Manager/Artifact/Inspector/Trusted Advisor)を対で言える。
  • OnVUEのシステム要件・禁止事項(VPN等)・チェックイン手順を把握。

FAQ(よくある質問)

Q1. どれくらい勉強すれば合格できますか? 基礎知識がある社会人なら3〜4週間・30〜50時間が目安。実務未経験なら演習量を厚めに(模試→レビュー→弱点潰しを2周)。

Q2. 数学はどの程度必要? 本試験は「数学の証明」よりも概念理解と適用判断が中心。評価指標(正解率/適合率/再現率/F1等)の使い分けを説明できれば十分。

Q3. 生成AI関連は何を優先? 基盤モデルの活用(配点最大)RAGの理解が得点効率高。次点でResponsible AIとガバナンス。

Q4. 自宅オンライン受験の注意点は? 事前のシステムテストVPN/プロキシ禁止、通信の安定性、片付いた受験環境、身分証の要件確認。会社PCは制約で弾かれがちです。

Q5. 不合格時のルールは? 14日で再受験可(回数無制限・毎回受験料)。スコアのドメイン別フィードバックで弱点ドメインを重点学習。

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